RSSをフォーマットごとに自動変換--エル・カミノ・リアルの携帯電話用RSSリーダー

藤本京子(編集部)2005年10月17日 13時08分

 エル・カミノ・リアルは10月17日、携帯電話用RSSリーダー「ECR RSSリーダー」のオープンベータテスト版の無料配布を開始した。

 ECR RSSリーダーは、RSSの主要なフォーマットであるRSS0.9x/1.0/1.1/2.0およびAtom0.3/1.0に対応しており、ほとんどのRSSが閲覧できる。URL入力やQRコードで好みのRSSが登録できるほか、アプリ内に登録された約1500のサイトからカテゴリー別にサイトを選択してRSSを登録することもできる。登録可能件数は最大100件で、RSSの更新状況は待ち受け状態でも自動的にサーバにアクセスしてチェックする。

 RSS内に含まれる画像は、携帯電話用に縮小して表示される。RSSで配信された内容の詳細を閲覧したい場合は、同社が開発した専用のHTMLビューアを使ってリンク先のHTMLファイルにアクセスできる。ビューアにはテキストが最大約1万文字程度表示される。

ECR RSSリーダーのメイン画面

 エル・カミノ・リアル 代表取締役の木寺祥友氏は、「ECR RSSリーダーは、RSSのフォーマットや携帯電話というフォーマットに合わせて情報が閲覧できるよう、サーバで変換した上で情報を配信している。また、広告や日付のみが更新されただけでもRSSが配信されるケースがあるが、ECR RSSリーダーでは更新情報が来た時点でテキストをチェックし、内容に変更がなければ更新されたとみなさない」と述べ、同リーダーの優位性を説明した。

 現在、ポッドキャストや動画にも対応したリーダーをテスト中で、次期バージョンではこうした機能も実装させる予定だという。

 ECR RSSリーダーの対応端末は、NTTドコモのFOMA 900iシリーズおよび901iシリーズとなる。木寺氏によると、1年以内にはKDDIやボーダフォンの端末もサポートすることを目指すとしている。

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