ソフトバンクは9月16日、日本経済新聞の「民放大手5社がソフトバンクに番組コンテンツを提供する方向で最終調整に入り、合意が得られ次第テレビ番組のインターネット配信に乗り出す」との記事に関して、「正式コメントを申し上げると『コンテンツの拡充に関しては現時点で決まっていることは何もない』ということだ」とした。
記事では、番組の種類や料金体系など大筋で合意に達しつつあり、10月に実験、2006年春までにサービス開始を目指すとしており、ソフトバンクはこうした具体的な内容についても、「正式コメント以外はいっさい何も話せない」と、かたくなに答えを拒否した。ただし、放送局と検討しているかどうかの事実を聞くと「正式コメントで察してほしい」と含みを持たせた。
ソフトバンクは、Yahoo! BBのブロードバンド回線を使った個人のPCユーザー向けに、映画やドラマ、アニメなどのビデオが見られる「電子レンタルビデオ」と、CS放送やCATVの専門チャンネルを配信する「チャンネルサービス」を提供するBBTVを展開しているが、NHKや民放の地上波やBS放送は現在提供されていない。
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