Yahooは米国時間15日、ユーザーがキーワードを入力し終わる前に、検索結果をポップアップ表示する検索ツールのベータ版を公開した。
この「Instant Search」は現在、Yahooのウェブサイトからダウンロードできる。同ツールは、ユーザーが検索ボックスに単語を入力している途中から、関連性のある結果をチェックしていく。そして、検索ボックスの真下に出る「吹き出し」に結果が表示される。
たとえば、「bos」と入力してみると、マサチューセッツ州ボストンのローガン空港(空港コードがBOS)の現在の運行状況へのリンクがポップアップ表示される。さらに「Boston」と入力すればBoston.comへのリンク、「Boston weather」と入力すれば吹き出しにボストンの天気予報が表示される。この吹き出しに適切な情報が含まれていれば、「Search the Web」ボタンやEnterキーを押したり、検索結果のページをスクロールしなくても、適切な検索結果を見つけだせる。
この新サービスにはAJAX技術が使われており、ウェブクライアントが情報取得のたびごとにサーバに再接続しなくてもいいようになっている。Instant Searchツールはまだ開発中で、近い将来さらに機能が追加される可能性が高いと、Yahooは述べている。
現在は、Google、MSN、Yahooなどの検索企業間で競争が激化しており、どの企業も自社サービスに新機能や新たなツールを追加してきている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス