MTVの元ビデオジョッキーAdam Curryらが設立したポッドキャスティングの新興企業PodShowが、ミュージシャンやポッドキャスターのためのネットワークを立ち上げた。
米国時間23日の発表によると、同社が設立した「PodSafe Music Network」では、ポッドキャスターに音楽関連のコンテンツやツールを提供し、彼らがロイヤリティ・フリーのポッドキャストを作成するのを支援するという。ミュージシャンは自分の楽曲のプロモーションに同ネットワークを活用できる。一方でリスナーは、1回だけ再生可能な形式またはポッドキャスト形式で楽曲を聴くことができるという。
ポッドキャスティングとは、ラジオ番組のような音声コンテンツをウェブを介してユーザーに配信する技術のこと。ユーザーはコンテンツをコンピュータや携帯音楽プレイヤーで再生できる。PodShowは2004年にCurryとRon Bloomが設立した非公開企業。そのPodShowが先週ベンチャーキャピタルから885万ドルの資金を調達したことは、ポッドキャスティングへの関心の高まりを象徴する出来事だった。
同社によると、PodSafeは、プロモーションのためならポッドキャストでの利用に限定して楽曲を無償提供しようというアーティストやレコード会社の楽曲を主に取り扱っていく予定だという。
リスナーは好みの音楽プログラムに登録し、毎日新しい楽曲の配信を受けることができる。また、CastBlasterというツールを使えば、ポッドキャスターが自分のコンテンツを制作、配信、管理、宣伝できると、同社は述べる。
「このネットワークは新しい音楽の世界のドアを開き、また従来のラジオでは発掘できなかった新しいアーティストとの出会いを可能にする」とPodShowの最高経営責任者(CEO)であるBloomは声明の中で語る。「アーティストやポッドキャスターに力を与えることで、私たちは全く新しい形の音楽プロモーションや発見が生まれる枠組みを作りあげることができた」とBloomは言う。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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