カカクコムの運営するレストランの口コミサイト「食べログ.com」は8月22日、「Google Maps API」を利用して、地図を元にレストランを検索し、その評価や口コミ情報が参照できるサービスを開始した。
食べログ.comは、2005年3月に開始したサービスで、実際にレストランに足を運んだユーザーの主観に基づいた評価やレビューが掲載されているレストランガイドだ。今回Google Maps APIを導入したことで、食べログ.comの地図上にレストランをアイコンとして表示できるようになった。アイコンをクリックすると、店名と料理のジャンル、ユーザー評価が閲覧でき、さらに店名をクリックするとユーザーレビューや画像などが表示される。
また、食べログ会員に登録すると、自分のお気に入りレストランに点数やコメントを残し、自分専用のレストランマップが作成できる。登録料は無料で、カカクコムによるほかのサービスに会員登録しているユーザーは、別途食べログ専用のニックネームを登録するだけで食べログの会員サービスが利用できる。現在食べログ会員の会員数は2000名強で、レビューの数は約6000件となっている。
Google Maps APIを利用したサービスは、これまでにも「はてなダイアリー」のキーワードや「はてなフォトライフ」の画像を地図上に表示する「はてなマップ」(ベータ版)や、求人情報の検索などができる「地図から検索 Find Job ! Maps」(ベータ版)などが公開されている(関連記事)。
さらに、JavaScriptをあまり知らなくてもGoogle Maps APIをより簡単に設置できるようにした汎用Google Maps API スクリプト「KsGMap」や、Google Maps APIを利用した地図コンテンツをプログラムなしで作成できる編集ソフト「Google Maps Editor」など、手軽に利用できるようにするツールも続々と登場している。
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