日立製作所 情報・通信グループは8月8日、携帯電話の待ち受け画面に画像つき情報を配信する「キメクル」と、これと連動してユーザーの位置情報を利用して地域情報を提供する「地図クル」を、8月27日から本格的に開始すると発表した。
キメクルは、専用サイトから携帯電話にアプリケーションを無料ダウンロードすることで、無料または有料コンテンツの中からユーザーの希望する情報を待ち受け画面にプッシュ方式で配信するサービスだ。2003年5月に開発され、すでに2年間で数百人規模のモニター実験を2度実施している。ターゲットユーザーは各携帯電話キャリアの提供するデータ通信定額制サービスの利用者で、au(W22H、W21S)およびNTTドコモ(N900iS、P900i)の合計4機種に対応している。正式サービス開始となる8月27日には、対応機種を合計28機種まで拡大する予定だ。
また、地図クルはキメクルと連動してGPSなどキャリアの提供する位置情報を取得し、ユーザーの現在位置に合わせて周辺店舗のクーポンやタイムサービス情報などを提供する。店舗側ではいつでも地図に対応した情報を登録でき、曜日ごとに配信内容を変更することも可能だ。現在、ぱどの協力を得て東京都心部を中心に約350店舗のクーポンを配信している。
2008年度には約50万人のユーザー獲得を目指すとしている。
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