タブブラウザ「Sleipnir」を開発しているフェンリルは8月2日、最新版ブラウザ「Sleipnir 2.00」のベータ2を公開する。
ベータ2ではSleipnirの旧バージョンである「Sleipnir 1.66」やInternet Exploreのお気に入り(ブックマーク)をSleipnir 2.00にインポートできるようにした。また、マウスを動かすことで特定の機能を実行するマウスジェスチャ機能も搭載した。これはSleipnir 1.66で採用して好評だった機能で、Sleipnir 1.66の設定をSleipnir 2.00に移行できるようにしている。
新たな機能としては、JavaScriptやActiveXのセキュアモードとフルアクセス(すべて許可)を1クリックで切り替えられるようにした。Sleipnir 1.66では1つ1つ切り替える必要があった。ステータスバーのアイコンには、現在危険な状態なのか、安全な状態なのかを表示する。
また、検索ボタンをカスタマイズできるようにした。ユーザーは普段利用する検索エンジンをカスタムボタンとして登録しておくことで、より素早く検索できるようになる。
ベータ2ではインストーラー版のファイルも用意した。Sleipnirの公式サイトからダウンロードできる。このように、ベータ2では以前にあった機能が強化もしくは復活され、1.66により近づいてきた。
Sleipnirは、Internet ExplorerコンポーネントとGeckoエンジンを切り替えられるハイブリッドエンジンを利用したフリーウェアだ。動作が高速でカスタマイズが容易なことから人気を集めている。インターネット白書2005によると、ブラウザソフト市場においてIE、Netscapeに次いで、3.8%のシェアをもつという。Sleipnirバージョン1.66の累計ダウンロード数は約200万件となっている。なお、以下の画像はベータ2の直前プレビュー版なので、実際には変更されている部分がある可能性もある。
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