Mozilla Foundationのオープンソースブラウザ「Firefox」を見つけて興奮する人々を描いたビデオ広告が、多くのネットユーザーの関心を集めている。
この短編ビデオでは、Firefoxに完全に心を奪われている人々の姿が描かれている。そのなかの1人は壁を壊すほどの大声で叫んでおり、別のユーザーはわけが分からなくなって携帯電話にかじりついている。
Mozilla Foundationは米国時間12日、このキャンペーンがスタートから1週間も経たずに50万ヒットを達成したことを明らかにした。
このキャンペーンは、Mozilla Foundationの欧州支部であるMozilla Europeが先週立ち上げたもので、Mozilla Europe会長Tristan Nitotのブログからひっそりと配信され始めたにもかかわらず、既に「毎日大きなアクセス数の伸びを示している」という。
「このキャンペーンはまだ始まったばかり。自分のプライベートなブログに掲載しただけで既にかなり浸透してきた。われわれとしては、サーバの負荷を考え、最初は抑えぎみに始めたかった」(Nitot)
Nitotによると、このビデオは週明けまでに30万ヒットを記録していたが、10日にはすでに50万ヒットに近づきつつあるという。このビデオは、Mozilla EuropeがPozz Agencyの支援を得て起ち上げたFunnyfox.orgで見ることができる。
「面白おかしいものにすることで、Firefoxに関心を持ってもらうのが狙いだ」(Nitot)
Nitotによると、Mozilla Europeにはテレビコマーシャルを展開するだけの資金がなかったため、ビデオをネットで配信し、Firefoxファンに電子メールを使って口コミで伝えてもらうようにしたのだという。
Firefoxについては、これまでにもThe New York Times紙やドイツの全国紙に広告を掲載するマーケティングキャンペーンを展開されている。これらは、いずれもオープンソースコミュニティが費用を負担した。Mozilla Foundationはまた、Spread Firefoxウェブサイトを通じた宣伝活動も行っている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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