Google(本社:カリフォルニア州マウンテンビュー)で、ブログのフィードと広告を組み合わせる実験が進んでいる。
同社は現在、AdSenseプログラムの新しいサービスを実験している。AdSenseは、サイトを運営する情報発信者がコンテンツと関連するテキスト広告や画像広告をページに表示し、クリック数に応じて報酬を受け取れるようにするもの。
Googleは今週、このAdSenseの新メニューとして、情報発信者がRSS(Really Simple Syndication)やAtomを使って配信するコンテンツに、テキスト広告やバナー広告を追加できるサービスを開始した。
RSSはコンテンツ配信用のオープンな標準で、将来最も有望とされる新技術の1つだが、情報発信者側がこの技術を活かして利益をあげる方法はまだ見つかっていない。広告はその答えになると広く考えられている。
KanoodleやMoreover Technologies、Yahooなどの企業でも、Googleと同様にRSSフィードを使った広告サービスをテストしている。
「Longhornblogs.com」というブログで、Microsoft関連の話題を採り上げているRobert McLawsも、今週この実験に参加したブロガーの1人だ。
McLawsは、Googleからの要請もあり、その詳細をあまり明らかにできなかった。同氏によると、これらの広告はHTML形式で画像やリンクを使ったものだという。同氏とGoogleの担当チームはまだ実験を続けており、広告の最適な表示方法や表示回数を調べているところだが、しかしMcLawsによるとGoogleは2週間以内に公開ベータ版を発表する可能性が高いという。
「このRSSフィードを使った広告はこれからもっと良くなるだろうが、私はこれがおかしな使われ方をされないように願っている。RSSフィードにシンプルで関連性のあるテキストリンク広告を入れるのは問題ないと思うが、『Marioを撃ってiPodを当てよう』というようなピカピカ点滅するバナー広告はいただけない」(McLaws)
Googleの広報担当、Barry Schnittは、同社がこの実験を進めていることを認めたが、それ以上の詳細は明らかにしなかった。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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