ネットエイジグループは、同社の投資事業会社であるネットエイジキャピタルパートナーズを通じ、「RSS広告社」と「ブログエンジン」の2社を4月20日付けで設立した。
ネットエイジグループでは、同社の事業開発会社ネットエイジにて2003年よりブログ関連事業を開始していた。ブログASPサービスの「moblo.jp」や、元記事の参照が可能なブログ検索ポータルサイト「BLOGNAVI」などがその一例だが、今回の新会社はブログ事業を強化するためのものだ。ネットエイジグループでは、「日本のブログ人口は2005年3月末で300万人を超えたとされ、今後市場として大きな成長が見込まれる。これまでのノウハウを元に、ブログ関連市場に積極的な投資を行う」としている。
ネットエイジグループは、RSS広告のテスト配信を3月に開始し、4月に同広告サービスを一般に公開した。同社では、「ブログのRSSフィードの内容に合った広告を配信するRSS広告事業には非常に高い可能性がある。市場自体は初期段階だが、飛躍的な発展を確信している。4月に開始したサービスも、ニーズは想像以上だった」とし、RSS広告社設立に至った背景を説明する。
一方のブログエンジンは、ネットエイジグループのブログ事業のユーザー企業が増加したことから設立された。ネットエイジは2003年のブログ事業開始以来、企業内ブログの構築を積極的に進め、2005年2月には日立製作所、シックス・アパート、ドリコムと共同で「イントラブログ・コンソーシアム」を設立していた。
RSS広告社およびブログエンジンは、共に資本金が1000万円で、ネットエイジキャピタルパートナーズの100%子会社となる。両社は5月に増資を予定している。RSS広告社の代表は田中弦氏が務め、ブログエンジンの代表は金子陽三氏が勤める。RSS広告社は3年後に20億円の売上を見込んでおり、ブログエンジンは同3億円の売上を見込む。
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