Mozilla FoundationがFirefoxブラウザ用のベータパッチを開発した。同団体によると、このベータパッチでは、ポップアップ広告を遮断する機能がさらに強化されているという。
Firefoxにはポップアップ遮断機能が標準装備されているが、ただし同機能はFlashやJavaなどのプラグインを利用したポップアップには対応していなかった。MozillaのAsa Dotzlerは、先週ブログのなかで、プラグインを利用したポップアップ広告が増加していることを受けて、Mozillaの開発者らはこの機能を実装したと説明していた。
「ウェブ上で新しいタイプのポップアップ広告が増えていると、多くの人が報告を寄せている。このような報告が相次ぐ背景には、FlashやJavaなどのプラグインを使って画面をポップアップさせる広告が増加しているという経緯がある。ポップアップやポップアンダー広告に出会うのは、おそらくFlashやその他のプラグインを使用するサイトにアクセスしたときだろう。広告主は、プラグインを使ってあなたのPC画面にポップアップやポップアンダー広告を表示しているのだ」(Dotzler)
Firefox 1.0には、プラグインを使ったポップアップを遮断する機能も実装されているが、ただしデフォルトの状態ではこれが無効になっている。これが有効になっていると、ポップアップウィンドウを利用して有用な機能を提供しているウェブサイトにも影響が出る懸念があるためだ。今回出されたベータパッチでは、ユーザーがポップアップを受け入れるサイトをホワイトリストに登録できるようにすることで、この問題を解決している。
ベータパッチは、PopupsDieというFirefox用エクステンションとして、こちらのページから試験提供されている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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