ある報道によると、Microsoftが、ニュースを専門に扱うケーブルネットワーク事業のMSNBCからまもなく撤退する可能性があるという。
The New York Postの報道によると、MicrosoftとNBC Newsの間では、Microsoftの保有するMSNBC株式をNBCが取得する方向で交渉が進められているという。
交渉妥結後は、NBCがMSNBCの完全な支配権を持ち、MicrosoftはMSNBCの一部コンテンツを利用する権利を有することになる可能性が高いと、同紙には記載されている。
MicrosoftはMSNBCの合弁事業を立ち上げる際に、約2億5000万ドルの初期投資を行っている。だが、Microsoftは、期待していたほど効率よく投資を回収できずにいる。1996年に設立されたMSNBCは、2004年に初めて四半期決算で黒字を計上することができた。
Microsoftが報道の通りにMSNBCの事業から撤退したとしても、同社がコンテンツプロバイダー事業から遠ざかるのは今回が初めてではない。同社は2004年にオンラインマガジンSlateをWashington Postに売却している。また、その前にも同社は、旅行サイトExpediaの株式70%を売却している。
この件に関してMicrosoftにコメントを求めたが、回答は得られなかった。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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