携帯電話用アプリケーションの開発・販売を行うjig.jpは3月4日、専用アプリケーションをインストールすることなく、携帯電話機からPC用ウェブサイトを見られるサービス「jigブラウザWEB」を開始したと発表した。NTTドコモ、KDDIのau、ボーダフォンの3キャリアに対応する。
これまで携帯電話機からPCサイトを見るためには、専用端末を購入するか、専用のアプリケーション(フルブラウザ)をインストールする必要があった。専用端末としてはOperaを搭載したauのW21CAがある。また、フルブラウザのアプリケーションとしてはjig.jpの「jigブラウザ」や、プログラマーズファクトリの「Scope」などがある。なお、jig.jpによれば、jigブラウザの課金ユーザー数は1月31日に1万人を突破したという。
jigブラウザWEBの画面イメージ |
jigブラウザWEBは、携帯端末に標準搭載されているブラウザを利用してPCサイトを閲覧する。利用者はまず、jigブラウザWEBにアクセスし、ログインを行う。それぞれのPCサイトのページはjig.jpのサーバを経由することで圧縮され、携帯電話用に適したHTMLに変換される。また、大きなページは端末に合わせて分割表示される。
利用料金は月額525円、年間契約の場合は3000円(いずれも税込)で、閲覧ページに制限はない。ただし通信料は別途必要となるため、同社では定額制の利用を推奨している。jigブラウザWEBはjigブラウザの半額となっているが、この点について同社取締役の岸周平氏は「jigブラウザの場合、PCサイトをそのまま表示できる縮小ビューなどの機能がある。また、NTTドコモのFOMA900i/901iシリーズおよびau向けのjigブラウザはRSSにも対応している。jigブラウザWEBはjigブラウザを利用できない端末を使っている人や、アプリの使い方に慣れていない初心者の方に使って欲しい」と話している。
対応端末はNTTドコモのFOMA2002/2051/2101/2102/2701/901i/900i/700iシリーズ、mova506i/505i/253iシリーズ、premini-II、KDDIのWIN3x/2x/1x、talby、PENCK、ボーダフォンの902/802/702シリーズ(702MO/702sMOを除く)、V8シリーズとなっている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス