イー・マーキュリーは27日、同社の運営するソーシャルネットワーキングサービス「mixi」にて、有料オプションの「mixiプレミアム」を同日19時より提供開始すると発表した。mixiプレミアムの会員は、フォトアルバムなどの新サービスを利用できるとともに、日記の容量も通常会員の倍となる200Mまで使用できる。
イー・マーキュリー代表取締役の笠原健治氏は、「これまでユーザーからはさまざまなサービスの要望があった。そのなかで、無料で提供できるものはそのまま無料で提供し、サーバに負荷のかかるものや、数は多くないが一部の熱心なユーザーから強い要望があると判断したものを有料で提供する」と、今回の有料オプションサービス開始に向けた背景を語る。
イー・マーキュリー代表取締役 笠原健治氏 |
プレミアム会員に向けて今回リリースされる新機能は、「フォトアルバム」「簡単日記タグ」「アンケート」「モバイルメッセージ」の4機能。
フォトアルバムは、日記と同様に公開レベルを設定でき、閲覧キーで認証をかけて特定ユーザーのみに公開することも可能。基本容量は100Mだが、2月末までに申し込むと基本容量が200Mに拡張される。簡単日記タグ機能は、アイコンをクリックするだけで、日記の文字サイズや色など、テキストの装飾ができるというもの。アンケート機能は、参加コミュニティ上で簡単にアンケートを実施するためのもの。モバイルメッセージ機能は、これまでの携帯電話向けサービス、mixiモバイル機能を充実させ、新着メッセージをmixiモバイルトップページ上で確認できるほか、受信箱・送信箱にもアクセスでき、メッセージの送受信もできるようになる。今後も新たな機能を順次追加していく予定だという。
なお、mixiではこれまで、日記やメッセージに容量を設けていなかった。笠原氏は、今後も無料サービスを提供し続けるため、日記の容量とメッセージの保存期間を決定せざるを得ないとし、通常会員の日記の容量を100M(3月1日より実施)、メッセージの保存期間を60日間(3月31日より実施)とした。「利用状況調査とヘビーユーザーへのヒアリングを進め、現状の使いやすさと便利さを損ねない範囲で容量を決定した」と笠原氏は説明する。プレミアム会員は、日記の基本容量が100Mから200Mに(2月末までに申し込んだ場合は300M)、メッセージの保存期間が無期限になる。笠原氏によると、現時点で日記の容量が100Mを超えているのは10名弱だという。
mixiプレミアムの月額料金は315円。2月末日までは利用料が無料となる。支払いはクレジット決済のみだが、2月上旬にはイーバンク銀行による決済手段も用意する。笠原氏は、他社のブログサービスの有料会員が約5〜10%であることから、同サービスの加入率も「3〜4月頃までに5%の加入をめざす」としている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力