Amazon.comは米国時間21日、カナダとフランスのサイトに対応したWebサービス開発ツールの提供を開始したと発表した。
Amazonのこの動きにより、開発者はAmazon.ca、Amazon.frを含め、世界6カ国の同社サイト向けにアプリケーションを設計できることになる。開発に必要なドキュメント、コードサンプル、サンプルアプリケーションは無償で提供される。同社によると、開発者は、自分で作成したアプリケーションの利用者がAmazonのサイトで買い物をした場合に紹介料を受け取れるという。
Amazonは昨年10月に開発ツールの提供を開始したが、当初は米国、英国、日本、ドイツの4カ国のウェブサイトがこれに対応していた。
企業は、Webサービスの技術を利用することで、オンラインのアプリケーション同士をダイレクトに連携させることが可能になる。Googleなどのインターネット企業はこのような開発ツールをすでに提供しており、サードパーティがGoogleのオンラインサービスと連携するアプリケーションを開発できるようになっている。
Amazonによると、開発者は現在、6カ国のウェブサイトの詳細情報を入手できるという。これには、価格やイメージライブラリにある画像、顧客によるレビュー、検索機能、ショッピングカートに関する情報などが含まれる。
同社Webサービス担当バイスプレジデントのAndy Jassyは声明のなかで、「今回の発表は、開発者コミュニティから寄せられたフィードバックに対応した結果だ」と述べている。「開発者の中には、開発したアプリケーションをカナダやフランスのサイトにも対応させたいと考えている人もいる。また、カナダやフランスの特定の顧客をターゲットにした独創的な構想を抱いている人もいる」(Jassy)
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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