ヤフーは1月20日、クレジットカード事業に参入し、自社クレジットカードを発行することを発表した。業務運営は日本信販へアウトソースし、サービス開始時期は今年3月末から4月初旬を予定している。ヤフーブランドでのクレジットカードは、すでにオリエントコーポレーション、ジェーシービー、三井住友カードからそれぞれ発行されているが、ヤフー自身によるクレジットカード事業の参入はこれが初となる。
今回新たに発行する「Yahoo! JAPANカード」は、クレジットカードのポイントプログラムをYahoo!ポイントと融合させることで、従来Yahoo! JAPAN関連サービスでのみ獲得可能だったポイントを、他社での購入で同社クレジットカードを利用した際にも獲得できるようになる。
具体的には、Yahoo!ショッピングでの利用時に通常のポイントと利用金額の1%分のポイントを付与するほか、国内・海外のVISAまたはMasterCard加盟店での利用金額1%分のポイントが付与される。
さらに、Yahoo!ショッピングでの利用時にはショッピングプロテクション(補償)サービスを提供。入会申し込みから支払い回数の変更、キャッシングまでをインターネット経由でスピーディーに行う。年会費は初年度無料で、Yahoo! JAPANの利用状況に応じた次年度以降の年会費無料化も検討しているという。また、自社発行カードを利用するYahoo!プレミアム会員やYahoo! BB会員への特典も順次提供する予定だ。
大手インターネットショッピング事業者が顧客あたり利用率の向上策として自社でクレジットカードを発行する動きは、2004年8月に楽天が楽天カードを開始したのに続き2社め。
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