Internet Explorer(IE)からのシェア奪取を狙うOpera Softwareが世界各国の大学にブラウザソフトウェアのライセンスを無償で提供し始めたことにより、ブラウザ戦争が新しい局面を迎えている。
Operaは米国時間10日にこの取り組みについて、「脆弱なブラウザ」が抱える問題から学術機関を守り、将来を担う若い世代により安全でパーソナライズされたブラウジング環境を提供するためのものと説明した。
技術企業各社は現在、将来の技術者や購買者となる人たちの間で自社製品に対する忠誠心を育てようと、教育市場の顧客に対して積極的な攻勢をかけている。
Operaによると、今回の取り組みはハーバード大学やマサチューセッツ工科大学、オックスフォード大学をはじめとするたくさんの有名な学術機関から受け入れられているという。
Operaの最高経営責任者(CEO)Jon von Tetzchnerは、ブラウザのウィンドウにスクールカラーや記章などを表示させたいと考える学校や大学からは、同社のブラウザに搭載されたカスタマイズ機能が高く評価されるだろうと述べている。
さらに重要な点として、同氏は「Operaは完全に標準技術に準拠する形で開発されており、システム管理者はネットワーク設定に関連する機能を追加することができる。システム管理者はOperaを大学ネットワークの一部として機能させる過程で、柔軟な運用を行うことが可能だ」と付け加える。
なお、Operaはこの取り組みに関する情報をウェブサイトで公開している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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