グーグルの国内における研究開発センターが動き出した。米Googleより東京オフィスに異動したエンジニアリングディレクターのハワード・ゴビオフ氏とマグラスみづ紀氏を中心に研究開発チームは結成される。現時点で、新たな日本人エンジニアの採用も3名決定しているという。
「Googleのミッションは、世界中のすべての人があらゆる情報にアクセスできるよう手助けすること」とゴビオフ氏は述べ、このミッションを達成することは非常に困難だと説明する。ウェブ上でGoogleが検索するページは80億以上にものぼるが、それでもまだ検索しきれていないページが存在すること、コンピュータリテラシーが高くない人に対しても使いやすいサービスでなくてはならないこと、1日24時間・年間365日いつでも検索可能な信頼性を保たなくてはならないこと、検索結果を一瞬のうちに提供しなくてはならないこと、品質向上に対する要求は果てしなく続くことなどがその理由だ。
東京の研究開発センターでは、現在のところ取り組むべきプロジェクトを特に設定してはおらず、「自由にアイデアを出し合ったうえでプロジェクトを決定する」(ゴビオフ氏)としている。ただ同氏は、東京オフィスについて「単にローカライゼーションを行う場所ではない」と明確に述べ、エンジニアの能力と興味分野に沿った新たなプロジェクトが生まれてくるだろうとしている。
東京オフィスでは、研究開発センターの設置に伴いオフィススペースを拡張した。以下の写真は、同社東京オフィスの一部である。新たに入社するエンジニアらは、このオフィスにてどのようなアイデアを生み出していくのだろうか。
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