ソフトバンク・アイティメディアとアットマーク・アイティは11月25日、合併して2005年3月1日に新会社アイティメディア(英文表記:ITmedia)を設立すると発表した。
ソフトバンク・アイティメディアは、IT総合情報サイトITmediaの運営を手がけ、企業向けからPC、モバイル、デジタル製品、ゲームまで幅広い情報を提供している。アットマーク・アイティは、IT技術者向け情報サイト@ITで、技術解説、スキルアップ/キャリアアップ、情報マネジメントなどの情報を扱っている。
両社は合併により、1)メディアとしての市場影響力の拡大、2)経営の効率化と安定性の確保、3)資源集中による新規投資の効率化と成長の3点を目指す。
両社のウェブサイトを合わせると、月間ユニークユーザーが700万人、月間ページビューが1億件強になるという。新会社の資本金は3億6000万円で、社員数(契約社員とアルバイト社員を含む)は92人となる予定。合併後も両社のブランド(ITmedia、@IT)とドメイン名は継続使用する。
合併は株式交換方式で実行する。存続会社をソフトバンク・アイティメディアとし、交換比率はアットマーク・アイティの株式1株に対し、ソフトバンク・アイティメディアの株式6株。アットマーク・アイティの資産、負債、権利義務、従業員は新会社が包括継承する。新会社の主要株主は、ソフトバンク パブリッシング(55.7%)、サンブリッジ(12.5%)、ソフトバンク・メディア・アンド・マーケティング(11.8%)、ヤフー(5.1%)。
新会社は、合併初年度末の2006年3月末時点で売上高18億円、経常利益2億円を、2008年度末時点までに売上高30億、経常利益5億を目標とし、早期の株式公開を目指す。
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