Googleは検索エンジンのトップとして1年のスタートを切ったが、一方第2位のYahooも王座奪還を虎視眈々と狙っている。
Nielsen//NetRatingsが米国時間23日に公表したデータによると、1月はアクティブなインターネットユーザーの39%に相当する5930万ユニークユーザーが検索にGoogleを利用。これに対し、YahooやMSNの検索ツールを利用したユーザーの割合はそれぞれ約30%で、Yahooが4570万、そしてMSNは4460万のユニークユーザーを記録したという。
第4位はAmerica Onlineの検索ツールで、ネットユーザーの15%に相当する2340万ユニークユーザーを記録した。また第5位は、8%相当の1280万ユーザーでAsk Jeevesだった(割合の合計が100%を越えるのは複数の検索エンジンを利用するユーザーもいるため)。
Googleは長年検索分野の先頭を走ってきたが、ほかのインターネット企業も同社のサービスからの市場シェアを奪い返し、技術的な優秀さで上回ろうと必死になっている。たとえば、先週YahooはGoogleとの提携を解消し、ウェブの最有力検索エンジンという過去の輝きを取り戻すため、その壮大な計画の一環として、検索技術を独自のものに切り替えた。
一方Microsoftは、同社のPC/サービス戦略の土台となるMSNBotという検索プログラムを開発しようとしている。
Nielsenによると、1月全体ではアメリカ人の39%に相当する1億1450万人が検索エンジンを利用したという。これはアクティブなオンライン人口の約76%に相当する。この月には、1人が約40分間検索エンジンを利用している。
同調査会社によると、消費者がオンラインショップを探そうとしていた年末商戦の時期も、ランキングの順位や割合は基本的に同じだったという。Googleは36%、Yahooは25%、そしてMSNは14%のユーザーがそれぞれ利用した。またAsk JeevesとAOL Shoppingは、それぞれ5%だった。
検索を実行するときは、精度よりも関連性が重視されるようだ。この調査では、回答者の52%が検索エンジンで最も重要なのは関連情報を見つけ出す能力だとし、信頼できる結果に期待するのは34%だった。また、検索の速度を重視すると答えた回答者は、全体の3分の1に上った。これに対し、インターフェースの使い勝手や、「クールなデザイン」かどうかは、検索エンジンの場合それほど考慮されていない。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス