PtoPネットワーク運営者がつくる業界団体のDCIA(Distributed Computing Industry Association)は米国時間5日、ファイル交換システムを通して、音楽コンテンツを配布するというビジネスモデルを提案した。このアイデアは、同団体が計画したビジネスモデルのうち、3番目にあたるものだが、同団体ではこれを出発点として、レコード会社、ISP、ファイル交換企業の3社がアライアンスをつくり、PtoP技術を支持するようになることを期待している。なお、DCIAは、Kazaaの親会社Sharman Networks、ならびに同社と密接な関係にあるAltnetの支援を受けて設立された団体だ。
今回提案された新しいビジネスモデルは、レコード会社が音楽ファイルをデジタル著作権管理(DRM)機能で保護した上で、PtoPネットワークに配信し、ユーザーが楽曲の海賊版ではなく、正式に認可されたバージョンをダウンロードできるようにするというもの。また、ヘビーユーザーにインセンティブを与えることで、保護されていないMP3ファイルではなく、正式なバージョンを配布するように奨励していくという。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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