インデックス、テレビを利用した映像コンテンツ配信事業を強化

 インデックス(小川善美社長)は12月24日、進展するブロードバンド市場に おいて、ビデオ・オン・デマンド(VOD)システムを核とした各種サービス事 業の強化を行うと発表した。

 今回の強化策は、ブロードバンドネットワークの接続端末としてテレビを活 用し、家庭向けに映像コンテンツの配信サービスや通信販売、各種生活支援サ ービスを提供する新しい事業モデルを構築するもの。同事業を携帯電話関連事 業に続く第2の中核事業として、グループ企業とともに強力に推進していく方 針。

 主な事業強化内容としては、家に居ながら洋画や邦画などの映像コンテンツ を楽しむことができるサービスを、マンションデベロッパーやISP、ホテル、 病院などに提供する。具体的には、

  1. STB(受像端末機)、DRM、映像配信サーバーなど、VODシステム構築に必要な製品を用意し、システムの設計・開発、 運用・保守までトータルソリューションを提供、
  2. ハリウッド映画や邦画、テレビ番組などの配信権許諾交渉、購入を行い、映像コンテンツとして提供、
  3. CS放送番組の再送信サービス、EPG(電子番組ガイド)サービスなどを提供
――する。

 また、ホームゲートウェイ/サーバービジネスの創造を図る。VODシステム を家庭とインターネットをつなぐ“ホームゲートウェイ”と位置付け、インデ ックスグループ企業、ビジネスパートナー、クライアント企業とともに、各種 生活支援サービスの開発と提供を行っていく。具体的には、

  1. VoIP(インターネット電話)、サービスホームショッピング、ホームセキュリティサービス、
  2. オンラインエデュケーション、ネットワーク対応ゲーム
――などを提供する。

 さらに、ネオ(楡井 敦社長)をインデックスグループ傘下にし、年内に社 名を「株式会社ネオインデックス」に変更。インデックス本体で行っていたVOD事業を同社に集約する。コンテンツアグリゲーションについても同社で行い、 ウォルトディズニージャパン、ワーナーエンターテイメントジャパンなどの作 品を配信する予定。

 今後インデックスでは、マンションデベロッパー・ホテル・病院・ISPなど にVODシステムやハリウッド映画や邦画を含む映像コンテンツの提供を行い、 インデックスグループのVOD事業単体での売り上げを初年度で50億円にする計 画。

インデックス

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