日本ネットワークセキュリティ協会(NPO JNSA、石田晴久会長)は、個人情報保護法に対応した企業対策ガイドライン「個人情報保護法対策 セキュリティ実践マニュアル」を書籍にまとめ、インプレス(塚本慶一郎社長)から12月2日に発売した。価格は3500円。
今年5月に成立した「個人情報保護法」によって、企業は05年4月の完全施行までに、個人情報保護法に対応した万全の社内体制づくりが必要となっている。しかし、具体的にどのように対策を進めていいのか、企業にとってわかりやすい指針がなかった。
こうした現状をふまえ、今回、ネットワークセキュリティの専門企業173社が組織する日本ネットワークセキュリティ協会では、企業側がどのような対策をとるべきかをわかりやすく解説したガイドラインを「個人情報保護法対策 セキュリティ実践マニュアル」として発売する。
同協会では、02年4月から“個人情報保護ガイドライン作成ワーキンググループ”を設置して研究を開始しており、同書はその成果をまとめたものとなる。個人情報保護法における企業対策を具体的にまとめたガイドラインの発行は初めて。
同書では、企業における個人情報の扱い方と社内体制の構築方法、また対策が万全かどうかを調べるチェックシートや契約書・誓約書の雛形など、個人情報保護法に関わるすべての人を対象に具体的な対策を示している。
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