あるソフトウェアメーカーが、ポップアップ広告などの傍若無人なウェブ広告阻止を目指して戦った結果、広告業界でいま最も熱い、商業検索へブロックの範囲を拡大することとなった。
ポップアップ防止用のソフトウェア、AdSubtractを開発する米InterMuteは、来月自社のソフトをアップグレードし、オンラインで急増している広告型検索結果をブロックするツールを提供する予定だ。CNET News.comが入手した情報によると、「Search Sanity」というこのツールで、ウェブユーザーは検索を行った際に表われるテキストベースの広告を表示させないようにできる。この結果、広告ではない検索結果が先頭にくるようになる。
InterMuteは、このツールの発売時期についてコメントを差し控えたが、同社の広報担当者の話では、同ツールは12月初めにリリース予定のAdSubtract 3.0に盛り込まれるという。AdSubtract 3.0はダウンロードにより入手可能で、価格は30ドルを想定しているという。
News.comの親会社である米CNET Networksの事業部、CNET Download.comによると、前バージョンのAdSubtractのダウンロード件数は約1万8600回だ。ユーザーは同ソフトウェアを利用して、ポップアップウィンドウの他、クッキーのようなネットユーザーを追跡する技術もブロックできる。
InterMuteは、Search Sanityがどのように動作するのかに関する技術面についての説明も控えた。だが、同社によると、目標は「インターネット検索に純粋さを取り戻し、ユーザーにこれまでより正確な検索結果を提供する」ことだという。
ここ数年、米Googleや米Yahoo、米MicrosoftのMSNなどの人気サイトにおいて、テキストベースの広告はウェブ検索になくてはならないものとなっている。こうした広告は、ウェブユーザーが検索しているものにターゲットを絞っており、マーケティング担当者に対して効果を示せることから、ポータルやサイトの運営者はこのような広告を進んで採用している。広告主は、ユーザーが自分たちの広告をクリックするようなキーワードを入札するが、広告料金はユーザーがそのリンクをクリックした場合にのみ発生する。
結果として、検索エンジンマーケティングは、過去数年間沈滞状態にあったオンライン広告の回復に役立っている。業界団体の米Interactive Advertising Bureauの発表によると、キーワード検索は、2003年第2四半期16億6000万ドル規模だった米国のオンライン広告総販売高のうちの31%を占めるという。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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