米Apple Computerの新音楽配信サービス、iTune Music Storeでは、営業開始から1週間で100万曲を越えるダウンロードを記録した。同社が米国時間5月5日に明らかにしたもの。また同時に発表となった、iTunes 4ソフトウェアのダウンロード数もすでに100万を超え、さらに新型iPodの受注台数が11万台に昇り、先週末だけでも2万台以上が販売されたことも発表した。
iTune Storeが早くもこれだけの成功を収めたことについて、「きちんとした仕掛けがあれば、音楽ダウンロードサービスにお金を払う人が実際にいる」ことを示しているとアナリストは分析している。「Macユーザーのなかには、デジタル形式の音楽を合法的に購入・ダウンロードしたいという、これまで封じ込められていた需要があることを、この結果は明らかに示している」(Jupiter Researchのアナリスト Michael Gartenberg)
5月6日火曜日(米国時間)にAppleは新曲3200曲を同Storeに追加する予定だが、そのなかにはMichelle Branchのアルバム"The Spirit Room"や、Alanis Morissetteの曲も含まれている。
iTune Music Storeは、いまのところMac専用だが、音楽大手5社すべての楽曲を取り揃えている。価格はシングルが1曲99セント、また多くのアルバムが9.99ドルで販売されている。
Appleの発表では、これまでにダウンロードされた曲の半数は、アルバムの一部としてユーザーが購入したものという。音楽会社は長い間、オンラインでのシングル曲のバラ売りは、いまでもひどいアルバムセールスの落ち込みをさらに悪化させるとの懸念を表明してきていた。今回の発表結果は、この懸念を払拭するものとなった。
「アルバムの売れ行きが良いのも、別に驚くべき事ではない」とNPD Techworld のアナリストである Stephen Baker。「消費者が新しいフォーマットに乗り換える時には、まずはじめに大好きなアーチストのアルバムを手に入れたがる。たとえばEaglesや Nirvanaといったミュージシャンの曲を、新しいフォーマットで聞いてみたいものなんだ」
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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