米DivXNetworksは米国時間1月29日、動画圧縮技術の最新版DivX 5.03をリリースした。
DivXはパソコン上で動画ファイルを符号化する際に使われる。IP(Internet Protocol)ネットワークやDivXに対応したDVDプレーヤーやハンドヘルドデバイスに、フルバージョンの動画を配信することができる。MPEG-4と互換性をもつ。
「ユーザーは、コンテンツを符号化し、DivXの認定を受けたDVDプレーヤーや小型デバイスで高画質の動画を再生することができる」(DivXNetworksのマネージングディレクター、Kevin Hell)
民生用電子機器メーカーは、パソコンと家庭用電化製品の橋渡しをする高度なビデオストリーミング技術に対応した製品を市場に送りだしている。DivXソフトウェアは、こうした動きに焦点を当てたもの。DivXNetworksは、半導体メーカーやデバイスメーカーと協力し、DivXをウェブだけでなく、家庭用電化製品にも広げようとしている
「インターネット上の動画ファイルの交換で最もよく使われるフォーマットがDivXだ。MPEG-4をパソコンからホームシアターや小型デバイスにまで広げようとする動きがある中、DivXNetworksの課題はいかに消費者が使いやすいフォーマットを提供するかにある」(米Yankee Groupのアナリスト、Ryan Jones)
DivXはDVD品質のビデオを、MPEG-2と比べて10倍小さく圧縮できるという。DivXを用いれば、圧縮したビデオをDivX対応のDVDプレーヤー、セットトップボックス、ハンドヘルドデバイス、携帯動画プレーヤー、高機能デバイスなどで再生できる。DivXNetworksは、DivXの符号化/復号機能の向上に取り組んでいるという。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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