米ヤフー、著作権侵害訴訟でSMEと和解

 米Yahoo!は米国時間1月27日、音楽業界が同社傘下のオンライン音楽会社Launch Mediaに対して起こしていた訴訟について、Sony Music Entertainment(SME)との間で和解に達した。

 全米レコード工業会(RIAA)は2001年5月に、Launchがインターネットラジオの視聴者に楽曲選択の自由を与えすぎており、著作権法に抵触しているとして、同社を提訴した。

 Yahoo!は和解金として、過去に使用した楽曲の著作権使用料をSonyにまとめて支払う。また、LaunchCastラジオサービスでSonyの楽曲を配信するための非独占のライセンス契約を結ぶ。金額などの詳細な条件は明らかにしていない。

 著作権法では、インターネットラジオ放送局に対し、視聴者が聞きたい楽曲やアーチストを選べる「インタラクティブ」サービスの提供を禁じている。これらのサービスには、著作権保持者との個々のライセンス契約が必要となる。

 Yahoo!は、オンラインエンターテインメント事業の拡大をめざし、2001年6月にLaunchを買収した。Launchはインターネットラジオに加え、自社サイトで音楽ビデオ配信とアーチスト情報の提供も行なっている。

 買収以来、LaunchはYahoo!の音楽戦略の中核となっていた。Yahoo!は2002年6月、Yahoo! Radioサービスを中止して、音楽事業をLaunchに集中していた。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。

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