アマゾン ジャパンは4月18日、オンラインストアのAmazon.co.jpにおいて、コンビニやATM、インターネットバンキングからの商品代金の支払いに対応した。支払い手数料は無料。この取り組みはAmazonの中でも世界初という。
支払いには日本マルチペイメントネットワーク推進協議会(J.A.M.P.A.)が運営する「Pay-easy(ペイジー)」を利用する。Pay-easyは、金融機関が共同で構築・運営した仕組みで、電子政府の料金納付の手段としても使われている。
コンビニはローソン、ファミリーマート、サークルK、サンクス、セブンイレブンで支払いが可能。ATMはPay-easyのロゴがあるところでのみ使える。郵便貯金のほか、三井住友銀行、みずほ銀行、りそな銀行、埼玉りそな銀行のATMが対応している。
注文時の支払い方法を選択する画面に、新たに「コンビニ・ATM・ネットバンキング払い(先払い)」という項目を追加した(画面)。これを選んだユーザーには、アマゾンが商品を確保次第、支払い番号を通知するメールを送信する。ユーザーは、このメールを受信した日から5日以内に、希望のコンビニ、ATM、インターネットバンキングのいずれかで支払う。するとアマゾンが支払いを確認し、商品を発送する。
この支払い方法は、PCサイトのほか、モバイルサイト「Amazonモバイル」からでも利用できる。
アマゾンは同日、Amazonモバイルの新サービスも開始した。携帯電話のメール機能を使ってAmazonモバイル内の商品検索ができるというものだ。本文中に検索したい単語を書き、a@amazon.co.jpにメールを送ると、検索結果を示すURLがメールで送り返されてくる。この仕組みは日本で企画、開発したとのことだ。
このほか、Amazonモバイルからでもユーザーが書評を投稿できるようになり、書籍の全文検索「なか見!検索」の検索結果も見られるようになった。なお、なか見!検索が利用できるのは、現時点ではNTTドコモのFOMA端末のみとなっている。
アマゾンによると、現在日本では月間約600万人のアクティブユーザーがいるといい、携帯電話からの利用者も増えているという。具体的な売上金額については明らかにしていないものの、2005年のAmazonモバイル経由の売上は、前年比3倍になったとのことだ。
また、AmazonモバイルはPCサイトのAmazon.co.jpよりもユーザー1人あたりの購入額、購入頻度ともに大きいといい、10代から20代が約60%を占めるとしている。
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