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ベネッセ、進研ゼミでウェブを組み合わせたブレンド型学習--DS利用の学習教材も

2007/11/26 12:41
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 ベネッセコーポレーション(ベネッセ)では11月22日、ニンテンドーDSを利用した中学生向け学習ソフト「得点力学習DS」全18タイトルを2007年1月から発売する。また、紙教材とウェブ学習を取り入れた新しい通信講座「進研ゼミ中学講座+i」を2008年度の中学1年生に向けて提供すると発表した。時間と場所を選ばない反復学習が可能な暗記教材に、従来教材とインターネットを組み合わせた次世代型の家庭学習の提供で、子どもたちの学習意欲を喚起しながら学習効果の向上をはかる。

ネットを活用し、学習意欲高める

 ベネッセ教育研究開発センターが2005年に行った調査「第1回子ども生活実態基本調査」によると、「勉強しようという気持ちがわかない」という子どもが、小学6年生までは40%未満であるのに対し、中学1年生で53.9%、高校1年生では63.1%に急増。近年の教育業界にとって、児童や生徒の学びへのモチベーションの向上は大きな課題のひとつだ。

 進研ゼミ中学講座+iは、従来からある「進研ゼミ中学講座」のテキストに連動するウェブコンテンツを用意。ペーパーメディアを単にウェブに置き換えたものではなく、両方を組み合わせる「ブレンド学習型の教材」を目指した。

 音声や動画による解説や、ウェブやメールによる動機付けを行う「クラスコーチ」など、を取り入れた進研ゼミ中学講座+iだが、同社によると、モニターからの比較実験調査の結果から「ブレンド型」の学習スタイルが従来型の学習と比べ25%の伸びを示したという。

 間違えた問題や自信をもたずに解答した問題は、ウェブコンテンツ「ニガテBOX」に自動で登録され、改めて重要なものから優先して解き直すことが可能だ。動きのあるインターフェイスで視覚的に課題を示すことで、「ボックスを空にしたい」という子どもの気持ちを刺激する仕掛けになっている。

「ニガテBOX」 間違えた問題や自信をもたずに解答した問題をキャンディとして表示する「ニガテBOX」

 また「学力&学習力MAP」では、「今月のアドバイス」や「ネットポイント」を表示するほか、正解・不正解だけでなく、自分が課題に対してどれだけ意欲的に取り組んでいるかをマトリックスで示し、次の学習への意欲を高める。

 解答することで溜まるネットポイントは、同サービスで用いられるアバターのアイテムと交換したり、同社が従来から採用している「努力賞」のポイントに変換して、天体望遠鏡やカラーペンなどの賞品と交換できるなどエンターテインメント性も備えている。

 紙とウェブの特性について、ベネッセコーポレーション執行役員デジタル事業開発本部長の的場一成氏は「学習効果を考えると学習のインプットの部分ではウェブ利用が効果的だと考えられるが、定着の部分では紙に書くこと必須。将来的に紙のテキストの割合は少なくなる可能性はあるかもしれないが、手を動かしながら書いていくスタイルはなくならないのではないか」と述べ、それぞれの特性に応じて使い分けた教材開発を行っていくことを示唆した。

 同社では今後、対象学年を順次拡大していく構えで、2012年には中学講座全体を同サービスへ完全移行することを目指している。

いつでもどこでも3ステップで手軽な反復学習が可能 得点力学習DS

 2007年1月から発売される得点力学習DSは、ニンテンドーDSとして初めて中学5教科全学年の教科書に準拠した学習教材となる。

 生徒はまず自分が普段使用している「教科書」を選択し、単元やページを設定して学習する。暗記効率を良くするため、各教科とも3ステップで学べるように設計されており、生徒は教科の特性に合わせてライティング機能を使って解答する。また「テスト範囲」を設定すれば優先度の高い問題から解答したり、解答履歴から苦手な問題を改めて復習できるなど、効率的にテスト対策を行える。

 
ベネッセコーポレーション代表取締役社長兼COOの福島保氏 ベネッセコーポレーション代表取締役社長兼COOの福島保氏

 進研ゼミ中学講座+iと得点力学習DSの市場投入について、ベネッセコーポレーション代表取締役社長兼COOの福島保氏は「次の時代に対応するため、コア事業である通信教育事業のモデルチェンジだ。進研ゼミの基本に変化はないが、実証実験を含め、これからの3年間で子どもたちの学習意欲の喚起とそこから得られる学習成果をかためていきたい」と述べ、同社の両製品にかける期待をうかがわせた。

 得点力学習DSの初年度目標は約13万人、約30億円を見込んでおり、2010年度には直販・店頭型を合わせて50億円規模を目指す。

 進研ゼミ中学講座+iの受講費用は、従来の「中学講座」から約16%高い価格を設定。今後は、11月26日にウェブサイトをオープン、非会員からの申込受付を開始する。会員からの変更申込受付は12月7日を予定している。具体的なサービスは、来年2月13日に3月開講号として「中学講座+i」(新入生テスト対策コーナー)の提供が始まり、3月25日の4月号で教科書対応の学習コンテンツなど本格サービスが開始される。

 また得点力学習DSは12月3日にECサイトをオープン、電話窓口の受付も開始する。商品の発送は来年1月下旬を予定しており、購入者の手元には1月末に届けられる予定。

 1969年の開講以来、ベネッセコーポレーションではこれまで、生後6カ月から18歳までの子どもを対象に、教科書や志望校別など個々のニーズに応じた通信教育講座を展開。現在の会員数は、日本の対象年齢の子ども5人に1人に相当する391万人に上る。

得点力学習DS 15タイトルがそろう「得点力学習DS」
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