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MSのフィードリーダに関する特許、米特許商標庁が公開

2006/12/22 15:34
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 Microsoftは、広く利用されているRRS系フォーマットなどを介して配信されるウェブフィードを整理および閲覧するのに使う技術に関し、2種の特許を申請している。

 米特許商標庁は米国時間12月21日、特許内容を18カ月にわたって外部から秘匿する規定期間が終了したことを受け、これら2種類の特許申請を公開した。

 Microsoftが両特許を申請したのは、2005年6月21日のことである。同社は偶然にもこの3日後に、次期「Internet Explorer」ブラウザと、当時は「Longhorn」と呼ばれていたOS「Windows Vista」にRSSサポートを追加することを公式に発表した。

 Internet ExplorerのRSS担当プログラムマネージャーJane Kim氏は、2005年のブログにそうした機能の詳細を書き込んでいる。両特許の考案者一覧の中には、Kim氏と、同氏の同僚でWindows RSSチームのグループプログラムマネージャーを務めるAmar Gandhi氏の名前も含まれている。

 RSSは一般的に、ニュースやブログ、ポッドキャストの新着エントリを購読者に知らせるために使用される。こういったフィードを収集し閲覧するフリーウェアアプリケーションは数多く存在しており、ウェブユーザーは好きなものを選べるようになっている。

 承認が下りた場合、一方の特許は「ウェブブラウザから購読物を確認および取得する」技術を網羅するものになる。例えば同技術を利用して、「新着フィードがあることを明示するユーザーインターフェースを使い、特定のウェブフィードを購読したり、RSSリーダおよびウェブブラウザの両方を用いて、RSSフィードを効率的に取得もしくは受信したりすることができる」という。

 これと関連して「コンテンツシンジケーションプラットフォーム」と名付けられたもう一方の申請中特許は、複数の異なる種類のアプリケーションやユーザーがアクセスおよび管理できる形式に、フィードを分解するシステムについて定義している。

 企業がウェブシンジケーション技術の特許取得を試みたのは、これが初めてではない。2005年には、Googleが申請していた、シンジケートされたニュースフィードを介して広告を配信する技術の特許内容が公にされた。

 RSSの共同発明者を自称しているDave Winer氏は、Microsoftによる特許申請書の一部記載に反発している。同氏は21日、みずからのサイト「Scripting News」に、「推察するに、MicrosoftはRSSの利用を早晩有料化しようと考えているようだ。RSSの普及に何らかの貢献をしたすべての人々は、同社の行為を糾弾してしかるべきである」とする記事を掲載した。

 ほかのブロガーたちも、今回の特許申請には独自性がなく、大まか過ぎると批判している。だが、HTMLエディタ「HomeSite」やRSSリーダ「FeedDemon」を開発したNick Bradbury氏は、「Microsoftすなわち悪」という流れに落ち着くのはまだ早いと言う。同氏は自身のブログに、Microsoftの特許申請は確かに疑問の残るものだが、良きにつけ悪しきにつけ、これは米国特許制度の現状に対する1つの回答ではないだろうかと、みずからの考えをつづっている。

 「Microsoftのような企業が、法的処罰を望むばかりで自分では何も発明していない貪欲な弁護士に、何百万ドルもの賠償金を支払うはめに陥るのを回避するため、こうした特許を申請することは珍しくない」(Bradbury氏)

 Microsoftの広報担当者は、申請中の特許に関する公式のコメントを出すつもりはないと話した。また、同社の標準問題担当ディレクターJason Matusow氏は、Microsoftでは特許の品質維持を目的とするいくつもの手順を整備することで、だれでも「特許が承認される前に関係当局へ先行技術を提出したり、申請に関する提案をしたりする」ことができるようにしていると述べている。

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ

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