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米連邦地裁、マイクロソフトの裁判開催地変更の申し立てを却下

2004/03/12 18:43
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 RealNetworksがMicrosoftのビジネス戦略は企業間の競争を阻害するとして同社を提訴した裁判で、Microsoftは裁判地の変更を申請していたが、連邦判事は11日(米国時間)この申請を却下した。

 Microsoftは、カリフォルニア州サンノゼで裁判を行った場合、シアトルで行う場合よりも、裁判が長期化し同社にとって不都合な上、陪審員が同社に対してより強い反感を抱いているという不利な条件での裁判を強いられると主張しているが、米地裁のJames Ware判事は同社のこの主張を退けた。

 「裁判地を変更したからといって、ここ(サンノゼ)で裁判を継続する場合に比べて利便性や裁判の公正さが向上するわけではない、というのが裁判所の見解だ」(Ware)

 ストリーミングメディアプロバイダのRealNetworksは昨年12月、MicrosoftがWindowsの独占状態を違法に利用して、デジタルメディアのライバル各社に損害を与えたとして、同社に対し総額10億ドル以上の損害賠償請求訴訟を起こした。

 RealNetworksはサンノゼの連邦裁判所に提出した訴状の中で、「(Microsoftは)何年にも渡り、さまざまな方法で略奪行為を行ってきた。その結果、RealNetworksの売上は激減し、事業はかなりの打撃を受けた」と訴えた。

 一方Microsoftは先月、31ページに及ぶ申立書の中で、RealNetworksの主張を正式に否定した。Microsoftは、自らの行為について「許容範囲内の競争行為」と自己弁護し、RealNetworksに対して一切損害を与えていないと主張した。

 同社はさらに、RealNetworksをはじめとするライバル各社の製品が、自社のMedia Playerと共に幅広く利用され続けており、デジタルメディア市場における競争が弱まりつつある形跡はほとんど見られない、と付け加えた。

 今回申請が却下されたことについて、Microsoftからのコメントは得られなかった。

 RealNetworksの広報担当、Greg Chimengoは、「裁判の鍵を握る第三者の証人が、本人自ら重要な証言を行えるサンノゼで陪審裁判を受けられることを心待ちにしている」と述べ、裁判所の判断を歓迎した。

 なお、RealNetworksは今週はじめ、米大リーグ(Major League Baseball:MLB)の一部門であるMajor League Baseball Advanced Media(MLBAM)が、同社製ソフトの利用を義務付けた契約に違反したとして、MLBAMを提訴した。RealNetworksは米連邦地裁に対し、MLBAMに同社のフォーマットの使用を強制するための一時差し止め命令の施行を求めている。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。

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