Intelは、高性能な3Dゲームでも高速処理できる6コアプロセッサを近日中に発表する見通しである。
業界筋によると、このプロセッサが「Napoleon: Total War」など高性能3Dゲームを稼働する様子は、来週開催される2010年のGame Developer's Conference(GDC)で初めて確認できるようになるだろうという。しかし、このIntelの6コア「Westmere」プロセッサの正式発表は、3月中が見込まれている。
「Core i7-980X」は、Intelで初めての6コア「Extreme Edition」プロセッサに区分されており、同社最新の32ナノメートルプロセス技術をベースとする。一般に、製造プロセスがより微細になれば、チップにはより多くの電子回路を組み込むことが可能になる。多くのIntelプロセッサが、45ナノメートルプロセスを依然として使用している。
その他の「Core i」シリーズプロセッサと同様、新プロセッサは「Hyper-Threading」に対応する。同機能は、プロセッサの実行可能なタスク(スレッド)数を倍にすることができる。そのため、6コアプロセッサは12のスレッドを処理可能になる。この技術は、前世代の「Core 2」チップでは提供されていない。
(暫定価格を掲載している)再販売業者は、同プロセッサの価格を1000ドル強と記載している。また、3.33GHzで動作し、12Mバイトの内部キャッシュメモリを搭載しているという。予想価格が1000ドル前後であるため、同チップを搭載するゲームPCは決して安くはないだろう。
ハイエンド向けのゲームPCを提供している一般的なPCメーカーとしては、Falcon Northwest、Velocity Micro、DellのAlienware部門が挙げられる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
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