米国時間2月11日、Microsoftが9日に公開した最新のセキュリティ更新をインストールした一部のWindowsユーザーから、「死のブルースクリーン」の障害が生じているとの報告があった。
MicrosoftのWindowsフォーラムに苦情を寄せているユーザーの大半は「Windows XP」で問題が生じたとしているが、1人は「Windows 7」で問題があったと報告している。
機能が回復するらしい修復方法がフォーラムに投稿されているが、ユーザーの怒りは必ずしも収まっていない。
あるユーザーは11日、「ブルースクリーンが現れて修復に何時間もかかったが、Microsoftのどこに費用を請求すればいいのか?」と書き込んでいる。
問題は特定の更新プログラムで起きるようだ。これは、攻撃を受けて特権が昇格されるおそれがあるという32ビットWindowsカーネルの脆弱性に対処した更新プログラムで、脆弱性自体は1月に明らかにされていた。
2月10日に問題を最初に報告したブログ「Krebs on Security」によると、修復にはインストールCDが必要だが、コンピュータのメーカーによってはオペレーティングシステムの再インストール用ディスクが付属していない場合もある。
さらに、CD-ROMドライブを搭載していないネットブックの場合、問題の修復はいっそう困難になる、とBrian Krebs氏はブログで述べている。
ネットブック向けの修復方法を提供する予定はなく、ネットブックユーザーはマシンのメーカーからサポートを受ける必要があるとMicrosoftから告げられた、と数人がフォーラムで報告している。
MicrosoftのシニアセキュリティコミュニケーションズマネージャーであるJerry Bryant氏の声明によると、同社は問題の原因を特定するため報告を調査中だという。
同氏の声明には次のように書かれている。「問題が生じたという人はhttps://consumersecuritysupport.microsoft.comを利用できる。米国内の居住者は、PC Safetyホットラインの1-866-727-2338(PCSAFETY)を利用して、Customer Service and Supportに無料で電話できる。米国外の居住者は、http://support.microsoft.com/internationalから地元の電話番号を探せる」
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」