Microsoftは「Windows 7」の正式リリースに先行して法人向けに無料の評価版をリリースし、販売業者を通じてのボリュームライセンスのアップグレードに割引システムを導入した。
Microsoftは、米国時間9月1日のWindowsチームブログへの投稿の中で、企業が評価を行うためにWindows 7を入手できる2つの新たな方法を発表した。Microsoftは8月に、「MSDN」および「TechNet」の会員と、「Software Assurance」(SA)プログラムを利用している企業にWindows 7を提供した。
Microsoftは1日から、SAボリュームライセンス未契約者やMSDNおよびTechNet会員でないITプロフェッショナル向けに、「Windows 7 Enterprise」の90日間評価版を提供している。購入前に試用したいユーザーは、TechNetの「Springboard Series」ページから評価版をダウンロードできる。
Microsoftはダウンロードページで、「リスク」が伴うため、ITプロフェッショナルでない場合はこの評価版をダウンロードすべきでないと述べている。「お客様がITプロフェッショナルではない場合、または企業ネットワークを管理する業務に就いていない場合は、本ソフトウェアをインストールすることはお勧めできません」と同社は明記している。
90日間評価版の対応言語は、英語、スペイン語、フランス語、ドイツ語、日本語で、32ビット版と64ビット版があるという。
また、Microsoftは1日、「Volume Licence Availability」プログラムも開始した。企業は、MicrosoftのパートナーであるMicrosoft Volume Licence Resellerを通じてWindows 7にアップグレードできる。
このプログラムは2本立てになっている。1つ目の柱は、中小規模企業を対象に「Windows 7 Professional」へのボリュームライセンスのアップグレードを提供するものだ。対象期間は2010年2月28日までで、アップグレード価格が15%引きになるという。英国でVolume Licence Resellerを通じた割引販売が有効かどうか確認中だが、現時点ではまだ回答がない。
プログラムの2つ目の柱は、SA契約を結んだ企業がWindows 7 Professionalの購入またはWindows 7 Professionalへのアップグレードを行った場合、Windows 7 Enterpriseのインストールを認めるというものだ。
Volume Licence Availabilityプログラムを利用してアップグレードしたい企業は、「Windows Vista Business」や「Windows XP Professional」などの「アップグレード対象OS」を所有していなければならない、とMicrosoftは述べている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
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