東芝は米国時間12月17日、512Gバイトの2.5インチソリッドステートドライブ(SSD)を2009年1月に開催の2009 International Consumer Electronics Show(CES)で披露し、2009年第2四半期に出荷を開始する予定だと発表した。
現時点では、これはノートPCに使用されるソリッドステートドライブとしては最大容量となる予定。
サムスン電子は、256GバイトSSDの量産をすでに開始しており、Micron Technologyは、256Gバイトドライブの2009月3月の出荷に向けて準備を整えている。
東芝は、43ナノメートルプロセスを用いたのマルチレベルセル(MLC)NANDフラッシュ技術をベースとする「高速読み書きに対応したSSD」の製品ファミリをリリースする予定だと述べた。この製品ファミリはCESで披露されるという。MLCは、より大容量のソリッドステートドライブをより低価格で提供することを可能とする技術。
東芝は声明において、2.5インチの512Gバイトドライブに加え、東芝の新しいドライブシリーズには、64Gバイト、128Gバイト、256Gバイトの容量を持つ、1.8インチまたは2.5インチのドライブやSSDフラッシュモジュールが含まれていると述べた。
同社によると、新しいドライブのサンプル出荷は2009年の第1四半期、量産は4月〜6月の第2四半期に開始予定であるという。
価格に関する情報を入手することはできなかった。
これらのドライブは、240MB/秒(MBps)のシーケンシャルリード速度、200MBpsのシーケンシャルライト速度を実現する。これはサムスン電子の256GバイトSSDが提供する読み書き速度とほぼ同等である。
東芝は、SSDが2012年までにノートPC市場の約25%にまで成長すると述べている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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