Microsoftが間もなく開催するProfessional Developer Conference(PDC)においては、「Windows 7」および「Windows Cloud」が、話題の中心となりそうだが、「Office」次期バージョンのリリースが近いことも、注目を集めそうだ。
この次期バージョンには、「Office 14」というコード名が付されており、来週開催されるPDCで、出席者はOffice 14の新機能を、いくつか垣間見る機会に恵まれることが、複数の情報筋によって明らかにされている。しかしながら、Windows 7とは異なり、Office 14のコピーがロサンゼルスで配布されることは期待できそうにない。
特に、Microsoftの最高経営責任者(CEO)であるSteve Ballmer氏が、最近、Officeの次期バージョンは、インターネット上を含む、さまざまなモードで動作する特徴を備えるとの構想に言及したのは注目に値する。
英国のComputer Weeklyとのインタビューにおいて、Ballmer氏は「ブラウザ上で動作するように、Officeを再構築する予定である」と語った。
Microsoftの従業員も、このほど開催された社内年次ミーティングにて、Office 14の多彩な機能の一面に触れる機会を得たようだ。
「Office Web Companionsチーム」という新たな職種が設けられたことも、Office 14の一面を読み解く助けとなる。
Microsoftは、ソフトウェア開発エンジニアのトップを求める仕事リストの情報の中で、「2008年の社内年次ミーティングで明らかにされたように、Web Companionsの組織は、Officeで提供される新たなソフトウェアおよびサービスの中心的役割を担うものとなる。Officeや他の製品サービスのパートナー企業と協力して、われわれは、サーバ、サービス、ブラウザクライアントとしての機能を提供する、実に幅広い革新的手法で、従来のクライアントアプリケーションのリーチを広げ、最高レベルの『Office Web Applications』をリリースする使命を帯びている」と述べた。
今回のPDCにおいて、Office 14に関しては、どれほどのディスカッションが進められるのか、現時点では明らかになっていない。Officeのタグと関連して、現時点で2つのセッションのみがリストアップされており、いずれも新たなOffice 14をカバーしているようには思えない。あるセッションは、Officeのビジネスアプリケーションに関するもので、別のセッションでは、OfficeのOpen XMLファイル形式が扱われる。
Microsoftの関係者は、Office 14の詳細や、PDCで何が発表される予定であるのかに関して、コメントするのを拒んでいる。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
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