Intelは9月中に、初の6コアプロセッサで、「Penryn」クラスチップの最後になる「Dunnington」プロセッサを発表する見通しだ。
サーバベンダーの情報筋によれば、Intelは米国時間9月15日、Penrynプロセッサファミリーでは最後となるサーバ市場向けプロセッサ、「Intel Xeon 7400」シリーズ(開発コード名:Dunnington)を発表すると見られている。Penrynの後続は、第4四半期に「Core i7」プロセッサとして登場する「Nehalem」マイクロアーキテクチャになる。
8月に開催された「Intel Developer Forum」で講演したIntelのシニアバイスプレジデントであるPat Gelsinger氏によれば、製品を発表するサーバベンダーには、Sun Microsystems、Hewlett-Packard(HP)、Dellが名を連ねている。また、IBM、Unisysなどのサーバメーカーもシステムを投入する見通しだ。
Xeon 7400は、大容量の16Mバイトメモリと6基のコアを搭載することで、性能が大幅に向上しているという。
また、Dunningtonはモノリシック設計を採用するIntel初のチップの1つでもある(Nehalemもモノリシック設計になる)。つまり、6基のコアすべてが1枚のシリコンに搭載される。Intelは現在、4基以上のコアを持つプロセッサでは、2枚のシリコン(ダイ)を1つのチップパッケージに組み込んでいる。
Intelはプロセッサについて、「Dunningtonは6基のコアを搭載する初のインテルアーキテクチャ(IA)プロセッサで、45nm High-kプロセステクノロジをベースにし、大容量の共有キャッシュを搭載している」と説明している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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