Adobe Systemsは米国時間8月26日、デスクトップ、ウェブウェア、モバイルフォトアプリケーションを連係し、画像編集ソフトウェアを一新する計画を発表した。
Adobeは10月に「Adobe Photoshop Elements」「Adobe Premier Elements」の両方をバージョン7にアップデートする。また、「Adobe Photoshop Express」ブランドを「Photoshop.com」に改名し、さらに、「Windows Mobile」対応のモバイル版Photoshop(のようなもの)を発表する。
Photoshop ExpressはPhotoshopブランドの実験的なウェブベースの姉妹版としてスタートしたが、写真をデスクトップからウェブ、携帯電話に自動的に同期する(そしてその逆も)というAdobeの新戦略により、ブランド名は変わるものの、Photoshop製品群の主役に躍り出る。誤解のないように書いておくが、製品名がPhotoshop.comに改名されても、編集機能や、Facebook、Flickr、Photobucket、Picasaに写真を投稿する機能は引き続き搭載される。大きな違いは、新しいPhotoshop.comでは2つのPhotoshop Elementsアプリケーションと新しいモバイルソフトウェアと同期する点だ。
既存のユーザーを引き留め、さらに新規ユーザーを引き入れるため、Adobeは無料の基本メンバーシッププランのストレージを2Gバイトから5Gバイトに増やす見通しだ。しかし、Adobeは、ユーザーがオンラインストレージに夢中になって、「Photoshop.com Plus」メンバーシップに加入することを間違いなく期待している。これに加入すると、写真、ビデオの保管スペース20Gバイトに加えて、テンプレートやヒントも利用できる。Plusプランは、単体では年間50ドル、デスクトップソフトウェアとのバンドルでは140ドルで販売される。
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