Microsoftは米国時間7月8日、顧客が使っているハードウェアやソフトウェアが、Windows Vistaでも適切に動作するかどうかを確認できる新ツールをリリースすると発表した。
ところで、これは日付が古いニュースではない。まぎれもなく2008年7月のニュースであり、Vistaが市場に出回ってから18カ月以上が経過したにもかかわらず、Microsoftは依然として、数多くのハードウェアおよびソフトウェアが、Vistaと互換性があることを示さねばならない状況にある。
どうか筆者のことを誤解しないでほしい。新たな「Vista Compatibility Center」は、良いアイデアであると思う。ただこうしたツールは、新しいオペレーティングシステムのリリース時に、多くの顧客が望むものだと、筆者は感じているのである。Vista Compatibility Centerが、現在でも必要とされているという事実は、Microsoftが、Vistaの互換性およびマーケティング分野の前面で、引き続き困難に直面していることを示している。
MicrosoftのVista担当プロダクトマネージャーであるMichael Keigley氏は、それが現実の問題であれ、単に認知度の問題であれ、Vistaへの移行を検討する際は、互換性に関する懸念が、今でも中小企業および消費者にとって、重大な課題となっていることを認めた。
「Vistaの発売時に、われわれがシステムの非互換性の問題を抱えていたことを否定できない」と、Keigley氏は語っている。しかしながら、今になってVista Compatibility Centerをリリースする大きな要因としては、明らかに顧客が、実は使っているハードウェアやソフトウェアがVistaに対応していると気づいてくれることへの期待感がありそうだ。
Vista Compatibility Centerのベータ版は、まもなくこちらのページでリリースされる。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
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