Appleは、特に大々的に発表することはなかったが、「MacBook Air」のフラッシュメモリ搭載モデルの価格を500ドル値下げした。
Appleinsiderは、新価格に関するニュースを伝えており、すでにオンラインのアップルストアでも確認可能だ。米国時間7月3日以前の時点では、MacBook AirのSSDモデルの購入に、(通常のHDDモデルより高くなる)999ドルのプレミアム価格を支払う必要があったものの、現在、Appleはそのプレミアム価格を599ドルに値下げしている。また、SSDモデルまたはHDDモデルのいずれであれ、1.6GHzから1.8GHzへとプロセッサのアップグレードを行う時に必要な価格も、300ドルから200ドルに値下げされた。
PCメーカーは、このところフラッシュメモリドライブへの高い関心を示してはいるものの、実際には、どれほどの売れ行きを見せているのか定かではない。可動部品がないフラッシュメモリを用いてデータ保存を行うことで、システムの信頼性は向上する。ハードドライブの不具合は、ノートPCユーザーが経験する最も一般的な問題である。
しかしながら、通常のHDDモデルよりも、フラッシュドライブ搭載モデルは依然として非常に高価であり、999ドルが599ドルになったとしても、この価格差を難なく受け入れて購入できるユーザーは、それほど多くはないかもしれない。信頼性は重要ではあるが、価格も重要であり、フラッシュメモリドライブが、実はバッテリ寿命を縮めることになるとの最近のニュースも、アップグレードオプションとしての魅力を削ぎかねない。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
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