15年に渡る開発とテストの末、Wineの初めてのステーブル版がリリースされた。
クリエイターたちの説明によると、Wineは「X、OpenGL、UNIX上で稼動するオープンソースのWindows API実装」。GNU General Public License(GNU GPL)の下でリリースされた。Linuxユーザーはこれを利用してWindowsアプリケーションをインストールし、実行することができる。
Wineはそもそも「Wine is not an emulator」の頭文字をとった略称だったが、今や開発者たちは「Wine is not just an emulator(Wineは単なるエミュレータではない)」の頭文字と捉えたいようだ。プロジェクトが始まったのは1993年で、最初のベータ版がリリースされたのは2005年10月のことだった。そしてついに、「Wine 1.0」が米国時間6月18日にリリースされたのである。
Wineチームによると、何千という人気のWindowsアプリケーションが、Wineを使ったLinuxインストレーション上で動くか試した結果、「かなりうまく動作する」ことが分かったという。テストの対象になったアプリケーションは主に(Linuxが長らく弱かった分野の)ゲームだったが、ほかにも「Photoshop」や「3DMark」も含まれる。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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