コンシューマー向けのWeb 2.0アプリケーションは、ビジネス用途のシステムの開発方法にも影響を与え、変化を促している。
これは、サンフランシスコで開催された「2008 JavaOne Conference」で米国時間5月7日に、Oracleが投げかけたメッセージだ。同社幹部のThomas Kurian氏とPeter Moskowitz氏は、一貫したオーダーエントリーシステムの中で別々のアプリケーションをどのように連携させるかデモンストレーションした。
これを「エンタープライズ2.0」と呼ぶこともできる。しかし、Salesforce.comその他の企業からは、ビジネス向けのこうしたマッシュアップは登場してもう何年も経っている、との異論が出るだろう。
それでも、リンキングやタグ付けなど、コンシューマー向けのウェブから借用した基本技術によって、かなり複雑なビジネスアプリケーションの構築が大幅に簡略化されることを、Oracleのデモンストレーションは改めて証明したと言える。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」