Windowsの次期バージョン「Windows 7」について、Microsoftは公式にはほとんど何も語っていない。
しかし、自然は真空を嫌うという言葉があるが、これに負けず劣らず、技術マニアは情報の真空状態を嫌うものなので、うわさ話の発信源がさまざまな話を書き立て始めている。
オーストラリアのあるブログは現地時間1月22日、Windows 7について、世間で考えられている2010年ではなく2009年に登場するのではないかとする投稿を掲載した。また、WindowsファンのサイトNeowin.netでは、Windows 7の初期ビルドを試してみたとする書き込みが掲載されている。
Microsoftが「Windows Vista」のアップデートを2010年まで行わないという考え方には、私も以前から懐疑的だ。Windowsのリリース頻度を早めていくとMicrosoftの最高経営責任者(CEO)Steve Ballmer氏が以前に語った約束と、まったくつじつまが合わないからだ。
それに、Vistaに対するレビューなどに見られる反応は控えめとしか言いようのないものだ。また、Microsoftは2008年中にVistaのサービスパックをリリースする予定だが、このサービスパックには実質的な新機能はないと同社は語っている。だとすれば、一般ユーザーが熱狂するようなことは起こりそうもない。
だからと言って、Windows 7でアーキテクチャが大きく見直されるとは限らない。私がMicrosoftの立場なら、Vistaの困った問題を修復することと、Windowsの中核部分には手をつけなくてすむ各種機能を追加することに、ほぼすべての時間を費やすだろう。写真、音楽、動画、ウェブ閲覧など、一般ユーザーの関心が高い分野が中心になるはずだ。
私なら、デジタルフォトフレームやフラットスクリーンテレビに簡単に接続できるようにする。また、マルチタッチ機能を標準オプションにもすると思う(どうやらすでにそうなりつつあるようだが)。
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