インターネット上の詐欺事件が後を絶たない。また、ウェブアドレスの真偽の見極めも容易ではない。
そこで、カーネギーメロン大学(CMU)のコンピュータ科学者らは、人々が悪意あるサイト運営者に銀行口座のパスワードなどの個人情報をだまし取られる前に、いわゆるフィッシング詐欺を見抜く方法を伝授するオンラインゲームを開発した。このゲームは「Anti-Phishing Phil」というタイトルで、所要時間は15分間。主人公のPhilという名前の小魚がウェブアドレスの真偽の見極めに成功するとエサである虫を食べることができ、加点されるという内容だ。このゲームは、CMUのUsable Privacy and Security(CUPS)Laboratoryが開発した。
CMUの調査報告書によると、このゲームのプレー後、人々はウェブサイトの真偽をより正確に見極められるようになったという。CUPS研究所の所長を務めるLorrie Cranor氏は次のように述べている。「人々をこれらのフィッシング攻撃や同様のオンライン詐欺から守るには教育が必要不可欠だ」
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したも のです。海外CNET Networksの記事へ
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