Nick Gault氏は、仮想化技術ベンチャー企業でまだやり足りないことがあるようだ。
同氏はXenSource設立当初から最高経営責任者(CEO)を務めたが2006年に辞任しており、現在は別の仮想化技術ベンチャーPano Logicを率いている。XenSourceはサーバを主なターゲットにしているが、Pano Logicが米国時間8月27日に行った戦略発表によると、同社はデスクトップPCに注力するという。
最近話題の仮想化技術を利用すると、1台のコンピュータで複数のOSを同時実行することが可能になる。効果的に用いれば、優先度の変化やハードウェアの不調に応じてソフトウェアを別のマシンに移動させることが容易になり、ハードウェアの利用効率向上、管理の負担軽減、より柔軟性のある情報インフラの構築などが可能になる。Citrixによる5億ドルでのXenSource買収や、話題を呼んだVMwareの新規株式公開(IPO)などからも分かるように、非常に活気ある分野である。
Pano Logicでは、サーバを複数のパティションに分割するため、VMware製ソフトウェアを利用する。そして、Pano Logicのハードウェアを使い、モニタ、キーボート、マウス、USB機器、オーディオシステムなどをEthernet経由でサーバと安全に接続する。ソフトウェアとしては、無料の「VMware Server」か、より高機能な「VMware ESX Server」が使われる。
この技術は、2007年9月から利用可能になる予定。
ComVenturesやFoundation Capitalなどが、カリフォルニア州メンロパークに本拠を置くPano Logicに出資している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
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