Intelが第1四半期の発売を目指し、新しい45ナノメートル(nm)技術を採用した11機種の「Penryn」プロセッサの準備を進めていることが業界関連サイトの報道から明らかになった。
Intelは2006年11月にPenrynの詳細を明らかにし始め、1月には同プロセッサのデモを行った。Penrynは、IntelのCoreマイクロアーキテクチャをベースにしたデスクトップ、ノートPC、サーバチップファミリーのコード名で、同チップを搭載するシステムは年末、同プロセッサのサーバ版は11月にそれぞれ発売される。
Penrynは45nm技術で製造されるIntel初のプロセッサで、9月に発売されるAMD初の4コアサーバチップから遅れること数カ月で登場する。
台湾ベースのコンピューティング関連サイトDigiTimesによると、2008年第1四半期のPenryn発売当初は5機種のプロセッサが投入され、その後、第2四半期には「Centrino」プラットフォーム第5世代目となる「Montevina」用に6機種が投入されるという。
情報筋によると、5機種のPenrynプロセッサは、コア周波数がそれぞれ2.8GHz、2.6GHz、2.5GHz、2.4GHz、および2.1GHzとなり、2次キャッシュは2.8〜2.5GHzの各バージョンが6Mバイト、2.4〜2.1GHzの各バージョンは3Mバイトになるという。
Intelは第2四半期、消費電力が35W、FSBが1066MHz、2次キャッシュが6Mバイトで、コア周波数が3.06GHz、2.8GHz、および2.53GHzとなる3機種のプロセッサもMontevinaに合わせて発売する。ほかの新型プロセッサはミッドレンジ市場をターゲットにする。
DigiTimesの情報筋によると、2008年第2四半期には、IntelのノートPC用CPUの合計出荷台数の53%をPenrynプロセッサが占めるようになるという。
Intelはこの報道に関するコメントを控えている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
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