Parallelsは米国時間6月7日、Intelベースの「Mac」上で「Windows」と「Mac OS X」の同時稼働を可能にする同社のソフトウェア「Parallels Desktop」のアップデート版をリリースした。
2006年6月の最初のバージョンのリリース以来、同ソフトウェアはかなりの人気を集め、短期間のうちに小売店の店頭に並ぶようになり、Appleのウェブサイトにまで登場するようになった。
同ソフトウェアのバージョン3には、いくつかの新しい機能が追加されている。例えば「SmartSelect」は、特定のファイルタイプを開くプログラムを指定できる。この場合、ファイルがMacデスクトップに保存されていても、Windowsデスクトップに保存されていても、指定が可能となっている。その他の機能としては、ハードウェアアクセラレーションを用いた3Dグラフィックス、「Vista Boot Camp」パーティションのサポート、およびWindowsを起動することなくWindowsの仮想ハードドライブの内容を参照したり変更したりすることが可能な新しいファイルエクスプローラなどがある。
既存のParallelsユーザーには無償で提供された2007年2月のアップデートとは異なり、既存ユーザーは新しいバージョンへのアップグレードに49.99ドル支払う必要がある。同ソフトウェアのフルバージョン販売価格は79.99ドルである。
しかしParallelsには競合相手が近々登場する予定である。仮想化を専門とするVMWareは、同社の「Fusion」製品をMac向けにテスト中で、第4ベータ版を6月8日にリリースし、今夏には正式版をリリースする予定である。
Parallelsソフトウェアの新バージョンは、同社のウェブサイトにおいてダウンロード、またはトライアル版のダウンロードが可能である。店頭には2週間ほどで並ぶ予定である。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
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