シナジーメディアなど、非接触型ICカードを利用した交通広告事業

 シナジーメディアとネオリアリティは6月7日、非接触型ICカードを利用した、交通広告事業において業務提携したと発表した。

 シナジーメディアは、電鉄会社と共同でデジタルサイネイジ(電子看板)の実証実験を数多く手がけている。ネオリアリティは、交通広告事業者(指定代理店)を経営や営業面で支援し、資本提携などでグループ化。交通広告をネットワークで管理運営している広告代理店。

 今回の提携により、シナジーメディアは、非接触型ICカードを利用した交通広告のためのシステムの設計、および運用などを行う。また、ネオリアリティは、非接触型ICカードを利用した交通広告“NeO交通広告”と呼ばれる、新しいタイプの交通広告の開発と、交通広告ネットワークの充実、広告代理事業の拡大を図る。

 具体的には、駅構内のデジタルサイネイジを介して、鉄道利用者が所有する携帯電話などのモバイル端末への地域情報の提供や、駅周辺にある提携店舗の特典クーポンの提供などのセールスプロモーションが計画されている。

 また、今回の提携の一環として、両社は福岡で今夏、非接触型ICカードを利用した交通広告の実証実験を予定している。鉄道施設内における新しい双方向情報発信サービスの可能性を探り、この結果をもとにした、非接触型ICカードを利用した交通広告の展開を他地域でも行う予定だ。

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