Salesforce.comが米国時間6月5日に記者会見を行い、あるインターネット企業との提携を発表する予定だ。インターネット企業の名前は明らかにされていないが、TechCrunchはこれが、Googleなのではないかと推測している。
TechCrunchの創設者であるMichael Arringto氏は「両社の連携を強化する内容になるのではないかと思われる。Salesforceのソフトウェアを使ってAdwordsの入札をする顧客に、ディスカウント価格を適用するという噂もある」と述べる。同氏はまた、GoogleがSalesforceを買収すべき理由として、Google Gears(オフラインでもウェブアプリケーションが使えるブラウザ用プラグイン)をSalesforce.comのCRM(Customer Relationship Management)ソフトウェアと組み合わせれば、MicrosoftのOfficeなどのデスクトップアプリケーションを脅やかすことができることを挙げている。
CNET News.comの記者宛てにも5日にサンフランシスコで行われる記者会見への招待状が届いている。しかし、ここにはSalesforce.comの最高経営責任者(CEO)Marc Benioff氏と「スペシャルゲスト」が登場すること以外、何も書かれていない。Googleにメールで問い合わせたが、返信は得られなかった。
Googleは、検索企業から広告企業へと変貌し、さらに、これまでオンラインで展開してきた広告購入システムをテレビやラジオ、印刷媒体などのオフラインの世界に適用し始めている。GoogleのCEOであるEric Schmidt氏は先月、自社についてアプリケーションプロバイダでもあると述べ、自社が取り組んでいる事業は「検索、広告、アプリケーション」だとした。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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