筑波大学は5月25日、将来を担う技術者育成に向けた教育プログラムの開設を目的として、ITベンチャーとの連携による組み込み技術者養成プログラム「組み込み技術キャンパスOJT」の開設を決定した。
同プログラムは、半導体メーカーのアクセルの寄付により運営される。情報学群が検討したカリキュラムに基づき、同社、および3次元グラフィックスソフトウェアメーカーのネットディメンションから講師として専門家が派遣され、情報技術者育成のための教育訓練が行われる。
学部教育の早い段階から社会的ニーズの高い実践的な教育を産業界との密接な連携のもとで実施することで、組み込み技術に関する学生のモチベーションを高め、大学院IT専門教育との連携により、教育上のさらなる相乗効果を図るのが狙いだ。
同プログラムの開講期間は、2009年4月から2012年3月まで。受講者は、筑波大学情報学群情報科学類、情報メディア創成学類の3・4年生が対象。受講希望者の中から、1・2年次のIT関連教科の取得成績状況により、“ハードウェア技術向けコース”、“ソフトウェア技術向けコース”の2コースについて各12人が選抜される。
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